正丸峠ガーデンハウスで観察される野鳥たち

ヤマガラ(山雀)

正丸峠ガーデンハウスでよく見られる鳥です。人をあまり恐れません。じっとして観察していると3m近くまで近寄って来ることさえあります。江戸時代におみくじを引かせる芸をさせたことがあったようですが、分かるような気がします。木の上でトントントンと激しく何か突っついている音と姿が見られることがありますが、写真で拡大して見たらどんぐりを食べているようです。なんとも愛らしい。

年間を通して同じ場所に生息し、季節による移動をしない留鳥(りゅうちょう)で、日本全土に分布しています。

 

ヤマガラ - Wikipedia

コゲラ(小啄木鳥)

コゲラも留鳥で正丸峠ガーデンハウスでよく見られます。特にコナラの木でよく見かけます。毛羽は木肌に似ているため、見つけようと思っても難しいが、音で簡単に見つけられます。木の下部から丁寧にトントンと突っつきながら徐々に上がって行き、時に激しく突っつきます。結構無我夢中で木の中の昆虫を探していて、周りの人間の様子を気づかないことが多く、とても勤労なイメージを受けます。聴診器で診察しているお医者のようで、まさに勤労な森のお医者さんです。日本全土に広く分布し、日本最小のキツツキです。

コゲラ - Wikipedia

ウソ(鷽)

渡り鳥と違い、日本国内の山地と平地を季節移動する漂鳥(ひょうちょう)です。稀に見かけます。写真にも写っている通り、木の芽を食べます。人間を恐れません。近くで写真を撮っても、どーぞ撮ってくださいと言っているかの如くこっちを見ながら平然と食べています。桜の蕾を食べることで少し有名で追い払われる所もあるようです。正丸峠ガーデンハウスには多くの桜の大木があるのが分かって来ているようです。桜は人間に花を咲かせて楽しませる一面があるだけでなく、自然界の栄養にもなっているようですね。

日本全土に広く分布し、木の実や芽を始め昆虫など幅広く食べています。気になる名前の由来は口笛を意味する古語から来ているようです。

ウソ - Wikipedia

シジュウカラ(四十雀)

留鳥でよく見かけます。何羽かだけで行動するのも見かけますが、群れを成してヒョイと現れ、みんなで餌を探しています。ヤマガラと混在して一緒に餌を探したりもします。じっと止まったりもするヤマガラと違って、チョコチョコよく動き、写真を撮ろうとピントを合わせている瞬間に移動したりして、ちょっとシャッターを速めに押すように意識する必要があります。人の気配を感じたら去ってしまう鳥と比べたら、比較的人間を恐れません。

頭頂部が黒く腹部に黒いラインが入っており、黒いベレー帽と黒ネクタイが特徴です。日本全土に分布しています。

シジュウカラ - Wikipedia

ヒガラ(日雀)

遠くから見たら、シジュウカラとの区別が難しいです。コガラ・ヒガラ・シジュウカラは似ていて、みんな頭頂部が黒く、首から腹部にかけての黒色の広がりに違いがあります。コガラはノーネクタイ、ヒガラは蝶ネクタイ、シジュウカラはネクタイと思えば、覚えやすいかもしれません。ヒガラはすこし寝癖があるような頭部とシジュウカラの背中上部の黄緑かかった色も特徴です。鳥の鳴き声が分かってくれば、その違いをもっと楽しめるかもしれません。

基本的には留鳥で、日本全土に分布しています。

ヒガラ- Wikipedia  カラ類 - Wikipedia

ルリビタキ(瑠璃鶲)

漂鳥でたまに見かけます。警戒心の高い鳥で、人の気配を感じたらサッと去ります。一休みをしているところ普段見ている鳥と違って何か黒っぽい鳥がいるなと思って撮ったところルリビタキでした。正丸峠ガーデンハウスによく訪れるようで、何回か出くわしましたが、すぐに去ってしまいます。一回だけ逃げないでずっといましたが、残念ながらカメラを持っていませんでした。単独行動をしています。バードウオッチャーの間で幸せを呼ぶ青い鳥として人気があるようです。

ルリビタキ - Wikipedia

 

ガビチョウ(画眉鳥)

鳴き声が大きく変化に富んでいます。森の中をぴょんぴょん跳ねて餌を探しています。